今回の解析は、ホワイトニング歯磨き粉の『クリアクリーンホワイトニング』です。
歯磨き粉の老舗ブランド「クリアクリーン」シリーズで、歯の美白を目的に作られた商品です。
このページの目次
クリアクリーンホワイトニングの解析

- ホワイトニング歯磨き粉の中で最安
- 薬用成分が少ない
- 白くなる期待は高くない
総合評価2.75点
評価内容 | 効果 :★★★☆☆ コスパ :★★★☆☆ 安全性 :★☆☆☆☆ 口コミ :★★★★☆ |
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容量/価格 | 120g/283円 |
1gあたり | 約2.7円 |
種別 | 医薬部外品 |
研磨剤 | ×(無水ケイ酸、Wa顆粒、粉末セルロース) |
危険成分 | △(ラウリル硫酸Na、サッカリンNa) |
販売元 | 花王 |
最安値 | Amazon |
研磨タイプのホワイトニング歯磨き粉としては、低価格かつ効果が高いコスパの良い商品です。
しかし、こちらは研磨剤の力で歯を白くするタイプの歯磨き粉なので、強い効果の反面、歯を削るリスクが高いです。使用頻度や歯の状態には充分気をつける必要があります。顆粒の粒も非常に大きく、歯周病の方には適さない歯磨き粉です。
また、発泡剤や甘味料に化学物質が含まれます。安い反面、体に良くない成分も含まれて居るということを認識する必要があります。
クリアクリーンホワイトニングの全成分

全成分:基剤:水、湿潤剤:ソルビット液、清掃剤:無水ケイ酸、Wa顆粒、粉末セルロース、薬用成分:PEG-12、フッ化ナトリウム、ベンゼトニウム塩化物、pH調整剤:水酸化カリウム液(A)、リン酸2Na、水酸化ナトリウム液、発泡剤:ラウリル硫酸塩、ステアリン酸POEソルビタン、粘結剤:CMC・Na、キサンタンガム、香味剤:香料(アップルカモミールタイプ)、サッカリンNa、清掃助剤:DL-リンゴ酸、着色剤:酸化Ti
PEG-12
ポリエチレングリコール(マクロゴールともいう)のこと。タバコのヤニ汚れを溶かして浮かせることができるステイン除去剤。
フッ化ナトリウム(フッ素)
食事で酸性になり溶けた歯の表面をもとに戻す「再石灰化」を手助けをする有効成分。歯の成分そのものと結合して歯を強くする他、フッ素自身がもつ殺菌力で虫歯菌の活動を抑制し、虫歯予防にも役立つ。
無水ケイ酸、Wa顆粒、粉末セルロース
研磨力の高い研磨剤。
クリアクリーンホワイトニングの口コミ
実際にクリアクリーンホワイトニングを使った人の口コミ情報を集めました。
良い口コミ評判
歯が輝くようになった
長年使用しています。
香織良し、歯磨き後の嫌味感なし、爽快感に満足です。
電動歯ブラシで磨いているせいもあるのか、ホワイトニング効果もあります。
ホントに歯が輝くようになりました。(楽天より引用)
他のシリーズよりも黄ばみが取れる
以前もクリアクリーンを使っていました。
ちょっと変えてホワイトニングにしてみました。
黄ばみが取れた気がします。(楽天より引用)
値段が安くて助かる
ホワイトニングは高くてあまり普段使わないのですが、こちらではお求めやすい価格なので助かります。(楽天より引用)
悪い口コミ評判
顆粒の効果が不明で総合的には普通
顆粒が入っているわりには、やや強めに磨かないとツルツルしないかな。。。
着色汚れを落として…といっても時間が経ちすぎたものは落ちないです。
元の歯以上にはそんなに白くもならないかと。
歯科でクリーニング後の歯ならば、当面は白さを保てるといったところでしょうか。
以前よくリピしていたOra2の方が汚れが付きにくいと感じます。
総合的には普通かな~と。もう少しツルツルした感触があると良かったけれど。(@cosmeより引用)
可もなく不可もなく、白さは実感できない
まあ、普通では?(笑)
あんまりきつすぎないミントにアップルなのでガムみたいです。
泡立ちはいいんですが、磨いたあと白さはそれほど実感できません。
しっかり磨けばツルツルにはなります。
主人(喫煙者)はツルツルになっていい、とのことなので人によるのかなぁ。
他にも気になるものがあるので、リピはなし。(@cosmeより引用)
クリアクリーンホワイトニングの効果は?実際に試してみた!
それでは最後に、実際にクリアクリーンホワイトニングを使った感想をレビューします。
内容量・パッケージ

内容量は120グラム。1~2ヶ月分の目安です。歯磨き粉で100グラム以上の市販製品は少数派ですので、クリアクリーンはかなり量が多めに入っています。ずっしり太めのチューブでかなり存在感があります。
パッケージは簡易なビニールの包装。筆者もドラッグストアで購入しましたが、市販のどんな薬局にもだいたい置いてあるくらい、一般認知度が非常に高い商品です。

そしてなんといってもお値段が安い!ドラッグストアで283円で購入しました。
ホワイトニング専用歯磨きやジェルを100以上使用している筆者としては、もう安すぎて本当??と聞き返したくなるくらい安く感じます。
研磨剤絶対NG派の人にはおすすめできないのですが、あまりにひどい着色汚れでガシガシ磨いてどうにかしたい!というときはこの歯磨き粉のコスパは1~2位を争うと思います。
研磨剤の粒が大きくブラッシングに注意が必要

キャップを開けたらすぐにそのまま使用できます。
まず歯ブラシにのせていくのですが、この時点でミントのつーんとした匂いがします。ミントが苦手な方はアップルの味もあるので、そちらの方が良いと思います。
ペーストには思ったほど硬さはなく、ごくごく一般的な歯磨き粉の質感と同じ。1センチほど歯ブラシにのせます。
磨き始めると、細かい粒子がザラザラとする感触があります。筆者はちょっとこれはあまり好きではないのですが、磨いているうちに粒子がくだけていってその感触はすぐになくなりました。ただ、これは電動歯ブラシなどでは磨かない方が歯のために良いので、手で柔らかいブラシのものを使ってブラッシングしてあげると良いと思います。
味は思ったよりもミントもそこまで強くなくて癖のない味でしたが、とにかく口の中でたくさん発砲して泡が結構でてきます。長時間磨くのは何回か泡をださないと厳しかったです。
まとめ:安全性より値段重視の人向けの商品
とにかく安いのがこの商品の魅力です。ただし、安い商品には薬用成分の配合率は少なく、その分効果も見込めないというのが事実です。
安さよりも安全性や歯の美白効果を本気で狙いたいのであれば、より高めの商品を選択することがベストです。