自宅で簡単にホワイトニングができる【ホワイトニングペン】という商品があるのをご存知ですか?
歯医者さんでホワイトニングをすると数万円かかってしまうホワイトニングですが、ホワイトニングペンは自宅で安く気軽に歯を白くできるアイテムとして人気と注目を集めているホワイトニンググッズです。
審美歯科大国アメリカではドラッグストアで様々なホワイトニンググッズが並んでいますが、近年日本でもその数は徐々に増えてきており、ホワイトニングペンも注目アイテムの一つとして位置付けられます。
今回は、ホワイトニングペンの種類と効果の違い、その使い方についておすすめ商品も含めて詳しく紹介していきます!
このページの目次
ホワイトニングペンとは?

ホワイトニングペンとは、そもそもどんなものなのでしょうか。着色汚れが落ちる仕組みと値段などを見てみましょう。
塗るだけでホワイトニングができるペン
ホワイトニングペンは、ペン先からジェルのようなホワイトニング剤を歯に塗ることで歯の黄ばみや着色汚れを落としてくれる効果のあるペンタイプのホワイトニンググッズのことを意味しています。
マウスピースなど特別なものも必要なく、ペンのようなスリムな本体でいつでもどこでもホワイトニングを行うことができます。
日本で販売されている代表的なものには、食品添加物として指定されていている漂白剤の一つである亜鉛水素ナトリウムが含まれており、その薬剤の効果によって歯を白くするという仕組みです。
日本とアメリカの商品の違い
アメリカで販売されているホワイトニングペンはほとんどが「過酸化水素ジェル」が使用されており、歯の漂白効果の非常に高い「過酸化水素」を含んだホワイトニング剤を使用して歯を白くします。
アメリカでは市販商品に含むことが許可されているため、ホワイトニングペンだけに限らず、ジェルやテープ、歯磨き粉などにも過酸化水素が含まれています。しかし、日本ではそれが許可されていませんので、ホワイトニングペンはもちろん他のグッズも過酸化水素は含まれていません。自宅で過酸化水素で歯を漂白したい場合、歯医者さんでホームホワイトニングキッドを購入し持ち帰って使用するしか方法がありません。
そのため、歯を白くするという効果については歯医者さんのホワイトニングに比べたらどうしても劣ってしまいます。どうしてもアメリカの商品が使いたい方は個人輸入や現地で購入する方法がありますが、日本では販売許可されているものではありませんので十分理解した上で購入するようにしましょう。
ホワイトニングペンの価格相場
ホワイトニングペンの価格の相場は1本あたり2,000円~3,000円程度と手頃なものが多いです。筆者の調べだと、どんなに高くても1個4,000円以上はしないものがほとんどです。
ドラッグストア・アマゾン・楽天などで手軽に買えるので、歯磨きでは落ちないひどいステイン汚れにお悩みの方は一度試してみると良いかもしれません。
ホワイトニングペンの使い方

それではホワイトニングペンの使い方と見ていきましょう。使い方はいたって簡単。「ジェルを塗って時間をおいて、ブラッシングしてゆすぐ」というシンプルなものがほとんどです。
代表的な商品の使い方を詳しく順番に見ていきましょう。
- 歯磨き粉を使わず歯をブラッシングをする
- ペン先でジェルを歯の表面に塗り15分程度放置する
- ジェルを拭き取り、歯磨き粉を使用せずにブラッシングをする
- これを1日2回を目安に1ヶ月程度繰り返し行う
- 放置している間歯の表面にきちんととどまるようにする
- 放置する時間は商品によって異なるため、説明書の指示に従う
- 商品によっては1剤・2剤と別れており順番に使用するものもある
過酸化水素を使わない国産のものは15分放置せずすぐにブラッシングできるものもあります。使い方は商品によって異なりますので、取扱説明書をしっかり読みましょう。
ホワイトニングペンの効果

上記のように少し手間がかかりそうなホワイトニングペン。その効果が一番気になるところです。果たしてどのくらい白くなるものなんでしょうか。
表面のクリーニング効果
亜鉛水素ナトリウムの力で表面を磨く効果があり、着色汚れ(ステイン)を浮かせて剥がし自分の本来の歯の白さまで戻すことが可能です。ただし、あくまで表面のエナメル質に付着した汚れにしか効果はありませんので、歯の内部まで染まってしまった着色を元に戻すことはできません。
歯の汚れには、
- 表面に付着している汚れ
- 内部まで歯そのものが染まっている着色
の2種類があります。
ホワイトニング効果があるのは①表面に付着している汚れであり、それらを落とす「クリーニング効果」によって歯を白くします。これを「ホワイトニング効果」と呼んでいるのです。
歯の表面長い年月をかけて付着した汚れや加齢などによって歯そのものが変色してしまっている場合、ペンなどではなく歯医者さんでのホワイトニングで歯そのものを染めることでしか白くすることはできません。
亜鉛水素ナトリウムが含まれている商品の場合、たしかに漂白剤の一種ではありますが、含有量は2~3mgと非常に少なくホームホワイトニング剤の過酸化水素含有量には到底及びませんので、漂白の効果が期待できるとは言えません。
効果が出やすい人の特徴
上記の「クリーニング効果」が期待できるのは、
- コーヒーなどのステイン汚れ
- タバコのヤニ汚れ
などが原因の着色にお悩みの方です。これらの汚れに対して、ホワイトニングペンで効果を実感できる可能性が高いでしょう。しかし、最初から歯を真っ白にする目的で使用すると少しものたりないかもしれません。
効果的な使い方
ホワイトニングペンは、上記のように歯を漂白する効果は低いですがクリーニング効果には優れている商品です。研磨成分なども含まれず歯を削らないクリーニング方法であるため、歯医者さんでのホワイトニングを行ったあとに色戻り防止のメンテナンスのためのセルフケアとして取りいれるのがおすすめ。
歯医者さんのホワイトニングは必ず色戻りが起こり、半年に1度はメンテナンスのためのホワイトニングが推奨されています。その色戻りを防ぐためには、日々の着色汚れを撃退してくれるホワイトニングペンは有効なアイテムになります。
おすすめ商品
ボディマジック ホワイトニングペン

▶︎:ホワイトニングペン
- 参考価格:2,484円(税込)
- 内容量:step1(3ml)、step2(3ml)
- 原産国:アメリカ
世界市場販売ナンバーワンのブランドが販売しているベストセラーのホワイトニングペン。亜鉛水素ナトリウムが使用されており、自宅では手に入りづらいシェードガイド付きで楽しく記録しながら白い歯を目指せます。
<商品説明:アマゾンより引用>
◆世界80カ国でベストセラーブランド!
ナチュラルホワイトは白い歯の先進国であるアメリカで、1998年に世界で初めてホームブリーチングシステムを開発し、世界市場販売実績No.1の地位を築いたブランドです。◆付属のシェイドガイドで白さを実感!
シェイドガイドからご自分の歯の色に近い色の番号を選び書き込みます。経過日ごとに白くなったことを確認できます。毎日記入しましょう♪◆簡単完結3STEP!
1、(Step1)を歯に塗る。
2、(Step2)を上塗りする。
3、乾かした後、ブラッシングする。
※1日2回、2週間続ける。[出典:https://www.amazon.co.jp/]
ホワイトニングペンの注意点

ホワイトニングペンを使用するときは、商品の説明書を読んだ上で使用し下記の注意点も頭にいれて使いましょう。
薬剤を飲み込まない
放置している間にうっかり薬剤を飲み込まないように十分注意しましょう。亜鉛水素ナトリウムは食品安全委員会の調べでは、人体に影響の出る1日の摂取量の目安は0.029 mg/kg(亜塩素酸イオンとして)としており、体重50キロの成人の場合1日に1.45mg以上摂取しないように結論付けています。
ホワイトニングペンに含まれる含有量は当然それよりも少なく安全性が高いので基本的に心配はありませんが、なるべく薬剤を飲み込まないように使用しましょう。
もちろん、小さいお子様には使用しないでください。
他のホワイトニンググッズとの併用に注意する
他のホワイトニンググッズと併用するときは、よく注意しましょう。セルフホワイトニンググッズには、研磨性の高いものや洗浄成分の強いものなども多く販売されていますので、他のものをいくつも併用して効果を高めようとしても、逆にエナメル質を傷つけてしまったり歯を痛めてしまう原因になります。
いくつ併用してもホワイトニンググッズは本来の白さ以上に真っ白になるわけではありませんので、それをしっかり覚えておいてくださいね。
根気よく続ける
ホワイトニングペンは1度の使用で劇的に変化が見込まれるものではないということを覚えておいてください。大抵は2週間〜1ヶ月位を効果のでる目安の期間としています。安価で白い歯を目指す代わりに、根気よく続けることが大切です!
ペンで塗るのが面倒、という方は、値段は少し高くなりますが直接歯ブラシにつけてブラッシングするホワイトニングジェルを使用してみるのも続けやすいという点では良いかもしれませんので、併せて検討してみてください。
まとめ
ホワイトニングペンはペン先のジェルで歯の表面の汚れを浮かせて落とすクリーニング効果の期待できるホワイトニンググッズです。
日本では漂白効果のあるものは販売されていませんが、クリーニング効果は期待できます。ホワイトニング後の色戻り防止のメンテナンスなどの目的で使用するのがおすすめです。真っ白になると過度な期待で購入するのは禁物ですので注意してください。