ホワイトニング中に歯がしみるなどの症状と並んで、喉が痛くなったというトラブルの報告があります。
ホワイトニングを行う場合、喘息や気管支炎などの呼吸器系の持病がある方や、過去に何かしらの症状があった場合はあらかじめ医師に相談が必要です。
なぜホワイトニングで喉の痛みが起こってしまうのでしょうか。詳しくみていきましょう。
このページの目次
ホワイトニングで起こる喉の痛みの原因は?

刺激の強い過酸化水素
ホワイトニング中に喉が痛くなった、せき込んでしまったなど、喘息と診断されたなどの喉のトラブルが報告されています。
それは、歯医者さんで行うホワイトニングは「過酸化水素」が使用されており、これが分解する際に酵素が発生します。そのため、のどの痛みを引き起こす可能性があります。
ホームホワイトニングで症状が出やすい
ホームホワイトニングで長時間トレーに薬剤を入れて時間をおいておくと、薬剤が喉に流れやすくなります。特に寝ている間にトレーを装着したままにしていると、歯ぎしりなどが原因でトレーがずれてきてしまい薬剤が流れていき痛みを生じる可能性があります。
のどに痛みが出た場合は1~2日は使用を中断する必要があります。症状が軽い場合は、また再開してもOKですが、必ずその症状があった場合は医師に相談してください。
喘息や気管支炎でもホワイトニングはできる?

基本的に呼吸器系に持病がある場合のホワイトニングはすすめられません。カウンセリングの際に持病があることを歯医者さんにしっかり相談してください。
オフィスホワイトニングでも、強い薬剤を塗布してしばらく口を開いて光を当てる必要がありますので、薬剤の影響で喉に痛みが出る場合があります。
症状が軽い場合はホームホワイトニングは可能ですが、基本的にはやめた方がいいでしょう。
ホワイトニング以外で歯を白くする方法

喘息などの方は薬剤の刺激が強いため、過酸化水素を使用した歯医者さんでのホワイトニングはおすすめできません。その場合、歯を染める以外の方法をおすすめします。
自宅でできるホワイトニンググッズを使用する
自宅でできるホワイトニングジェルなどを使用して着色汚れを落とし、白さをキープしましょう。
歯の表面をクリーニングしてくれるホワイトニンググッズを使用することで歯の着色汚れを落とし、明るくすることができます。(テトラサイクリン系の抗生物質で着色してしまった場合など、表面の着色汚れ以外の原因を覗く。)
特にホワイトニングジェルは手軽で体にやさしくおすすめです。
詳しくはこちらの商品等をご参照ください。ただし、アメリカ産の過酸化水素のホワイトニングテープはホームホワイトニングと同成分の過酸化水素が含まれているため使用しないでくださいね。
ホワイトニング以外の歯を白くする4つの方法
ホワイトニング以外の歯を白くする方法は、以下の四つの方法があります。
- コーティング(歯のマニキュア)
- レジンダイレクトボンディング
- ラミネートベニア
- セラミッククラウン
これらはすべて、自分の歯そのものを染めるのではなく「天然歯の上になんらかの白い被せ物をして白く見せる治療」となります。
1〜4の順番で天然歯を削る量が増え、被せ物の割合が大きくなります。それに伴って費用もかかってきますので、特に2〜4に関してはどうしても歯を白くする必要がある人のための最終手段の治療方法といえるでしょう。
これらの詳しい内容はこちらにまとめてありますのでご参照ください。
まとめ
ホワイトニングで喉が痛くなったら、放置せず必ず医師に相談をしてください。喉が痛いのはホワイトニング剤による影響の可能性が高いです。
喘息などはアレルギーですし、一度発症してしまうと日常生活に支障をきたす場合もあります。呼吸器系の持病がホワイトニングには関係ないと自己判断せず、必ず事前に報告してくださいね。
ホワイトニング以外で白い被せ物をする方法もありますが、高価でリスクもあります。過酸化水素が含まれていないジェルなど、体に優しいセルフケアグッズもぜひ試してみてきださいね。