バナナをはじめ、ホワイトニングに良い!という噂される食品は多くあります。様々な噂や憶測はあとをたたないようです。
その中でも、今回検証したいのはウコンです。
ウコンといえば健康食品やサプリメントのイメージが強く、健康に良さそうではありますが、それがホワイトニングにも効くってどういう理由なんでしょうか。詳しく調べてみました。
このページの目次
本当に効果ある?ホワイトニングに良いと言われる理由

直接的なホワイトニング効果はない
ウコンが直接歯を白くするという効果はありません。
ホワイトニングに効果があるとされるのは、重曹のように汚れを除去するクリーニング効果がある場合ですが、ウコンにはその効果はあまり期待できません。自然の成分で歯や体に優しいことは確かですが、歯を白くするのとはまた別の話です。
ウコン(ターメリック)の効果
直接的にホワイトニングの効果は期待できませんが、天然成分として歯垢を除去して口腔内を清潔に保つなどの効果はあります。
- 口内のプラーク(歯垢)の除去を助ける
抗菌性と抗ウイルス特性のあるウコン。それらの効果で、口腔内の歯垢をおとし、清潔にすることで虫歯予防を行うことができます。
- 高い抗炎症作用によって歯肉や粘膜を保護する
ウコンには炎症を抑える効果があり、歯肉や粘膜を保護する作用があります。
これらの効果が期待されることから、ウコンがホワイトニングにも効果があるというように言われたようですね。ただし、あくまで遠回しに歯垢の除去→口内環境の改善→白い歯につながる、という考え方が妥当であり、直接歯を白くする要因には当てはまらないでしょう。
ウコンで歯みがきをする方法と手順

とはいえ、市販の薬品によるホワイトニンググッズは使いたくない、天然成分で歯磨きがしたい、効果を自分で試してみたい、という方もいるかと思います。
参考のために、ウコンで歯みがきをする方法は以下の通りです。
材料と作り方
ウコン歯磨き用ペーストの材料
- ターメリック粉末 小さじ1
- ココナッツオイル 小さじ1
- ペパーミントオイル 数滴
これらを混ぜ合わせるだけで完成!
使い方
- 材料を混ぜ合わせてペーストにする
- 水で歯ブラシを濡らし、ペーストをつける
- 普段と同じように歯磨きを行う
- 3~5分間ほどそのまま放置する
- しっかり口をすすぐ
歯についたときはかなり黄色いターメリックの粉末が目立ち、味もウコン独特の苦味のある味がします。
ウコンの歯みがきで気をつけたいこと

ウコンは色がつきやすい
ウコンは独特の黄色い強い色をもった植物素材です。色素が強いため、磨いた後はしっかりと洗い流しましょう。歯を綺麗にしたくて使用したのに、色がのこってしまっては本末転倒です。
歯には色がつきにくいですが、服などにはすぐについてしまいますので、オイルと混ぜたペーストが服やタオルにつかないようによく注意してください。
ホワイトニング効果はない
そもそも、歯を真っ白に染めるには歯医者さんに行ってホワイトニングを行う以外手段はありません。その他でホワイトニングと呼ばれているものは、すべて「クリーニング」であると考えましょう。
歯の表面の汚れを落とすことはできても、内部まで漂白するホワイトニングはどんなホワイトニンググッズでも、歯科医院以外のホワイトニングサロンでもできません。
まとめ
ウコンはホワイトニングに直接効果を発揮するものではありませんが、抗炎症成分や抗菌成分が多く含まれる天然成分です。
天然成分100%にこだわって、口腔内をケアしたい場合はウコンペーストで歯を磨くという方法もあります。
ただ、ウコンはホワイトニング目的以外で体に良い効果はたくさんありますので、サプリメントやドリンクなどその効果を生かせる方法でとってあげると良いかと思います!